拳(けん)ちゃんは、ポメラニアンの男の子。
とっても愛らしい性格で、いつも病院にくると
「のっぽ先生〜」と尻尾を振ってくれました。
のっぽ先生も、そんな拳ちゃんに会うのが本当に楽しみでした。
拳ちゃんは、腫瘍が見つかり、たった10歳とすこしで、虹の橋を渡ることになりました。
病院にいると、嬉しいことも沢山ありますが、その倍、悲しいこと辛いことも沢山あります。
虹の橋を渡る子達、そしてそのご家族様を想うと、書いている私は今でも涙が出てきます。
悲しいお知らせを聞くと、しばらく落ち込んだまま時間が止まった様になってしまいます。
そんな想いを引きずりながらブログを書くのはどうなのか迷った事もありましたが、
やはり愛犬を亡くされた患者様が仰って下さいました。
「自分の子をブログで見るのが本当に嬉しい。
動画もなかなか撮れなかったので、とても嬉しい。
亡くなった今は、時々ブログにアクセスして、写真や動画を見ています。」
今回、もうすぐ拳ちゃんが亡くなる、とわかっていながらの撮影でした。
のっぽ先生と拳ちゃんのお父さんとが、寂しい会話をしています。
この動画はお父さんに見せてはいけないような気がして、アップは出来ないと考えていました。
そうしていると、拳ちゃんのお父さんからご丁寧にお電話を頂きました。
「亡くなる前に、拳ちゃんの動画を撮って頂いたことが、とても嬉しかったです。」
亡くなった後も、拳ちゃんの周りは温かくて優しくて、のっぽ先生も拳ちゃんの動画をみながら泣いていました。
拳ちゃん、安らかに…
虹の橋のむこうで、楽しく幸せに暮らしていてね。🌈✨✨✨
美味しいごはん、たくさん食べててね🌈💕
拳ちゃんの想い出の動画や写真、のっぽ先生やスタッフ達も、ずっと大切にしていきます。ありがとうございました。
2017.11.18(土)
のっぽ動物病院
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